牛との心の通じ合い
自家産牛乳と地元の野菜・果物を組み合わせた手作りジェラート
酪農とは乳牛に子牛を産ませて、その牛乳をいただく農業です。牛乳をたくさん出してもらうために餌もお腹いっぱい食べさせますが、そうすると出てくのはうんち...。当牧場では、そのうんちとモミガラを混ぜて微生物に分解してもらい、植物が肥料として有効利用できる堆肥を作っています。この堆肥を牧草地や畑に散布することで、再び牛の餌となる牧草・飼料用トウモロコシを栽培する循環型農業を行っています。また、米どころ新潟には米菓メーカーの工場が多くありますが、煎餅を作る過程で割れてしまって売り物にならないものを餌として利用しています。
平成22年、新潟県でも有数の温泉地である月岡温泉に、地産地消と食育のテーマパーク「月岡わくわくファーム」が完成しました。その中の農産物直売所内の一角に、当牧場直営のジェラートショップ「なかの牧場 なちゅらるじぇらーと」をオープンしました。農産物直売所内にあるという特徴を生かして、地元の旬の野菜・果物と自家産牛乳を組み合わせたジェラートを販売しています。
酪農はふたつの「循環」で成り立っています。ひとつは、牛が食べた餌がうんちになって、それを堆肥にして畑に還元してまた牛の餌をつくるという「物質の循環」。もうひとつは親牛が子牛を産んで牛乳を搾り、その子牛を育てて大きくなったら今度は親牛として子供を産ませる「生命の循環」。酪農の生産現場はこのふたつの「循環」を同時に体験し、食育といのちについて学べる場であり、これを活用したのが酪農教育ファームという制度です。市内の酪農後継者とともに、この制度を利用して小学校を訪問する「子牛の出前授業」に取り組んでいます。
酪農はふたつの「循環」で成り立っています。ひとつは、牛が食べた餌がうんちになって、それを堆肥にして畑に還元してまた牛の餌をつくるという「物質の循環」。もうひとつは親牛が子牛を産んで牛乳を搾り、その子牛を育てて大きくなったら今度は親牛として子供を産ませる「生命の循環」。酪農の生産現場はこのふたつの「循環」を同時に体験し、食育といのちについて学べる場であり、これを活用したのが酪農教育ファームという制度です。市内の酪農後継者とともに、この制度を利用して小学校を訪問する「子牛の出前授業」に取り組んでいます。